「見えない仕事の接続点」とは

見えない仕事の接続点

建設現場関係のブログというと


図面の読み方や技術の解説

お金の稼ぎ方を想像する人が

多いかもしれません

もちろんそれはとても大切なもの

だけど 長く建設現場を見ていると

もう一つ別の要素がある事に気づきます

それは「連携 連動」です

「連携」とは

組織と組織が情報を共有し

協働すること

「連動」とは

相手の動きに自分の動きを合わせる

という意味ですが

ここでは前後の業者が互いに一歩ずつ

歩み寄るという意味を表現します

「連携」を前提に現場は動いているけど

「連動」する事はとても難しい

言葉にするとシンプルなのですが

実際のところはこれが中々上手くいかない

私も未だにこの難しさに悩んでいます

建設現場には 多くの業種が入り
それぞれが自分の領域を持っています

私自身に関わりが深いところでは

電気 設備 軽鉄 ボード 造作 クロス

それぞれの作業がまるでリレーのように

バトンを渡しながら流れていきます

何本も 何十本も同時に

この時

どれだけ良い連携連動ができているかで
現場の流れは大きく変わります

連携連動がしっかりできている現場では

自然と人の認識のズレが減っていきます

「これじゃ収まらないよ」

「それ先に言ってほしかった」

「なんでここはこうなってるの」

という言葉が出てくる前に
誰かが小さな調整をしているからです

そうすると 前工程から後工程への流れも

驚くほどスムーズに進んでいきます

反対に連携連動の薄い現場では
小さなズレが積み重なっていく

そのズレはやがて

手戻り作業や工程の遅れとして

表に現れていきます

図面上では何も問題がないのに
現場の その空間だけ

時間が止まってしまうのは大抵こういう時

何度もこういう場面を経験していくうちに

こうなる前に連携連動を機能させるには

どうすればいいかと考えるようになりました

そして このように思うポイントに

名前をつけました

「接続点」です

建設現場には

図面に描かれない接続点があります

人と人のあいだ
業種と業種のあいだ
工程と工程のあいだ

その境目を少しだけ意識してみると

現場の景色は少し違うものに見えてきます

このブログでは
現場の見えない接続点について
少しずつ言葉にしていきます

皆さんの身の回りにも
きっと数多くあるものだと思います

近年の日本の建設技術は本当に高い

世界に向けて自信を持って発信できる程に

当然だけど各業種の技術力も

それに追随して相当高いものになってきている

しかしそれでも度々問題が起きてしまう

これは各業種で

情報が分断されているからだと感じています

電気は電気 設備は設備 内装は内装

それぞれが自分の作業を中心に

別のプロジェクトとして動いているため

もちろんそれは当然のこと

専門性の高い仕事だからこそ

各業種が自分の領域を深く追求している

しかしその境目に立った時

違和感のある部分がたくさんある事に

気付きます

図面にも工程表にも乗らない作業と作業の境目

そこを繋ぐのは現場のルールでも技術でもない

人と人とのやり取りだと思います

ほんの一言の声かけだったり

ほんの少し先を見越した段取りだったり

そういう一歩ずつの歩み寄りが

点と点をつないでいくはずです

私たちの仕事にはたくさんの点があり

そしてその点とは結局のところ「人」だと思います

互いの作業の流れをよく話し

互いに理解し

ここをこうしてほしい

こうさせてほしいという意思疎通が

うまく噛み合い うまく収まった時

点と点はつながり現場の流れを作っていく

その先にはきっと衝突もトラブルもなく

大変だったけどなんとかなった現場が

見られると信じてます

これからも私は

ボード工という内装工程の

ちょうど真ん中から見た目線で

現場で起こりうる内装工程トラブル

実体験で得た気づきを

ブログという形式を使って発信していきます

もし貴方の現場にも

ここがもう少しこうだったらと

思う瞬間があるなら

そのヒントを

この場所で一緒に探していけたら嬉しいです

私もまだまだ勉強中です

色々な現場を経験して

色々な「見えない仕事の接続点」を

これからももっと言葉にしていきたいと思います

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